2012年1月20日金曜日

カーディナル

今日はシカゴにスノーストームが来るとのこと。辞書では「吹雪」。と書いていたら、窓の外の木に鮮やかな朱色のカーディナルがとまった。背中は少し暗く鳶色と言うのだろうか。単なる偶然だけれども、昨夜読んでいたメイ・サートン『82歳の日記』で、「灰色の寒い日。あ、いまカーディナルが一羽飛んできた、餌台のところに」(p. 277)というところで、やはり翻訳者(中村輝子)はカタカナを選ぶのか、と思ったのだ。辞書には「猩々紅冠鳥(ショウジョウコウカンチョウ)」とあり、ここら辺にはよく見かけるこの鳥をよぶにはちょっと仰々しい名前だといつも感じていた。よく見かけないと名前もよそよそしい。サートンの日記は四月である。でも、「灰色の寒い日」は一月のシカゴも同じで、そこに現れる紅の鳥は天からの贈り物である。色が熱を持つことはないだろうけれど、冬に見ると燃えるようである。